ボットとウィルスの違い
ボットとウィルスの違いは、ボットが「外部からコンピュータを遠隔操作して悪用する目的で作成された不正プログラム」を指し、コンピュータウィルスは狭義には「他のプログラムに寄生する形で侵入し自己増殖を行う不正プログラム」を指す、という点にあると言える。
コンピュータウィルスという語は「システムに害をなす不正プログラム全般」といった、かなり広い意味で用いられることがある。こうした広義のコンピュータウィルスには、ボットも含まれる。ボットの語が登場した当初は、広義のコンピュータウィルスのうち特にボットの挙動を示すものという意味で「ボット型ウィルス」という呼称も用いられた。これは今日では単にボットと呼ばれている。
最近では、広義のコンピュータウィルスに替わって「マルウェア」の語が用いられることが多い。マルウェアはプログラムの挙動や性質を限定しない語であり、ボットも狭義のコンピュータウィルスも含む。スパイウェア、トロイの木馬、ワーム、キーロガー、スケアウェア、ミスリーディングアプリなどもマルウェアに含まれる。
参照リンク
ボットとは - (サイバークリーンセンター)
ボット対策について - (独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター)
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