クリックホイール特許訴訟
読み方:クリックホイールとっきょそしょう
別名:クリックホイール訴訟
クリックホイール特許訴訟とは、iPodのユーザーインターフェース(UI)として知られる「クリックホイール」の特許権を巡る訴訟である。2000年代半ばに日本人の発明家がApple日本法人を相手どり提訴している。
クリックホイールは初代iPodの「スクロールホイール」に代わって第2世代モデルからに搭載された。タッチセンサーを搭載した平坦な円盤型のパネルであり、触れる、なぞる、押す(クリック)などすることによって各種操作を行うことができる。クリックホイールはスクロールホイール、タッチホイールと共にiPodファミリーの中核的なUIであるといえる。
クリックホイール特許訴訟は、このクリックホイールはAppleに所属しない発明家の発明した機能あり、Appleは特許権を侵害してこれを使用している、とするものである。
クリックホイール特許訴訟は、2013年9月に第一審、2014年4月に第二審の判決が下されている。判決はいずれも原告の発明家の特許権を認め、Apple側に賠償支払い命令を下す内容となった。ただし賠償額は提訴時の請求額を大幅に下回る額となっている。2014年4月現在では最終的な決着はついていない。
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