プリペイド型
読み方:プリペイドがた
別名:プリペイド式
【英】prepaid
プリペイド型とは、電子決済において、決済前にあらかじめ料金を支払う方式のことである。
プリペイド型の支払い方式で利用されるサービスは、事前に支払った料金分のみサービスを利用することができる。事前支払い分を超えてサービスを利用するためには、通常は追加料金の支払い(チャージ)を行う必要がある。
電子マネーには、インターネット上で手軽に決済ができる、現金を持ち歩き店頭で小銭をやりとりする手間を省くことができる、といったメリットがある。他方で、支払い額に対する自然な抑制が働きにくくなり、支払い能力を超えて利用してしまい困窮に陥るリスク、カードや暗証番号を盗まれて預金全額を使われてしまうリスクなどが指摘されている。プリペイド型のサービスでは支払い額があらかじめ制限されているため、こうしたリスクを回避できる利点がある。
プリペイド型に対して、料金を後払いする方式は「ポストペイ型」という。
EdyやSuicaをはじめとする電子マネーの多くは、プリペイド型を採用している。携帯電話において料金を前払いする方式(プリペイド携帯)も各国で普及している。日本国内では、プリペイド携帯は一時期普及した後に市場が縮小している。
なお、欧米では、プリペイド型の携帯電話は「ペイアズユーゴー」(pay as you go)とも呼ばれる。ペイアズユーゴーは、クレジットカードなどを利用して後で一括決済する方式に対して、現金払い方式、またはその都度決済する方式を指す。
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