フィーチャーフォンサイト
別名:携帯サイト,ケータイサイト
フィーチャーフォンサイトとは、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)に搭載されたウェブブラウザでの表示に最適化されたウェブサイトのことである。
フィーチャーフォンの画面サイズは2~3インチ程度と小さいため、PC向けに作成されたウェブページの情報は到底収まりきらない。ウェブブラウザ(モバイルブラウザ)がサポートする技術にも制約があった。そのためガラケー上でも閲覧しやすいようにデザインやレイアウトが独自の発展を遂げた。ページ記述言語もHTMLを大幅に簡素化したような仕様のCHTML(CompactHTML)が開発されるなどしている。
フィーチャーフォンがモバイル端末の主流であり、多くの企業がガラケー向けウェブサイトの運営に力を入れていた当時は、ことさらに「フィーチャーフォンサイト」のように呼ばれることはなかった。あえて言えば「モバイルサイト」のような呼び方をされていた。「フィーチャーフォンサイト」という呼び名の登場は、スマートフォンの普及によってガラケーがマイナーな存在となり、モバイルサイトといえばスマホ向けのウェブサイトを指すという認識が一般的になったことを示唆するといえる。
スマートフォンはガラケーよりも格段に、PC向けに設計されたウェブサイトを表示しやすくなっているが、画面サイズはPC向けディスプレイよりは格段に小さく、また端末のスペック上の制約によりページの表示に時間を要する場合がままある。そのため、スマホ上での表示に最適化したページ設計はウェブサイト運営者の大きな関心事となっている。
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