オートフォーカス
別名:AF,AF機能
【英】auto focus
オートフォーカスとは、カメラのピント(focus)を自動的に合わせる機能のことである。
オートフォーカスでは、主に位相差やコントラスト比などを利用して、ピントの合った状態を自動的に検出している。コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)などではコントラスト比による計測方法が多く採用されている。従来はファインダーを目視しながらフォーカスリングを回し、手動でピントの微調整を行う必要があったが、オートフォーカスではシャッターボタンを半押しすればよい。オートフォーカスが実現されたことで、より手軽に、ピンボケのない写真を撮影することが可能になったといえる。
オートフォーカスに対して、手動で行うピント調節はマニュアルフォーカスと呼ばれる。オートフォーカスを搭載しているカメラも、マニュアルフォーカスへの切り替えが可能であることが多い。暗所などでオートフォーカスが満足に動作しない場合、マニュアルフォーカスのモードにすれば、手で微調整を行うことができる。
オートフォーカス機能は、今日のデジタルカメラにはほぼ搭載されている。アナログ式の一眼レフカメラや、最近のカメラ付き携帯電話においても、多くの機種でオートフォーカス機能が搭載されている。また、検出方法も、エリア選択AFや、人物の顔に自動的にピントを合わせる顔検出AFなどの新技術が開発されている。
ちなみに、オートフォーカスのようなカメラの自動調節機能として、露出の調節を自動的に行う自動露出(AE)や、ある設定値を微妙に変更して複数枚の写真を撮影するオートブラケット(AB)などがある。
参照リンク
カメラのしくみ - (キヤノンサイエンスラボ・キッズ)
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