Adobe AIR
フルスペル:Adobe Integrated Runtime
Adobe AIRとは、Adobe Systemsによって開発された、オフラインのデスクトップ環境でリッチインターネットアプリケーション(RIA)を実行可能にするアプリケーションランタイムの名称である。開発コード名は「Apollo」だった。
Adobe AIRは特定のOSに依存しないアプリケーションランタイムで、HTMLやCSSをはじめ、JavaScript、Flash、Flex、Ajaxなどの技術と組み合わせることによって、デスクトップ上でRIAを構築することができる。また、文書フォーマットであるPDFや組み込み用のデータベースであるSQLiteなどもサポートしている。
Adobe AIRは、作業の多くをオフラインで行うアプリケーションや、ローカルファイルと密接に連携するアプリケーションなどに適しているとされる。たとえば、ストリーミングで配信されている音楽ファイルをAdobe AIRによってローカルファイルに保存しつつ再生するといったことが可能になる。
Adobe AIRは2007年6月にベータ版がリリースされた。ベータ版は開発キットとともに無償でダウンロードすることが可能となっている。
参照リンク
Press Room - Adobe Integrated Runtime(AIR) - (Adobe Systems)
|