MOOC
フルスペル:Massive Open Online Course
読み方:モーク,ムーク
別名:マッシブオープンオンラインコース,マッシヴ・オープン・オンライン・コース,大規模公開オンライン授業,大規模公開オンライン講義,大規模公開オンライン講座,公開オンライン講義,MOOCs,ムークス
MOOCとは、大学などの高等教育機関がインターネットを通じて公開している講義・履修コースのことである。その配信プラットフォームであるサービスを指すこともある。
MOOCでは主に講義の模様が映像コンテンツとして配信・公開される。その大半は無料で視聴することができる。映像の他に履修内容を確認するテストが用意されていたり、条件を満たした受講者に履修完了を認定する証書の発行を受けることができたりする場合もある。MOOCを利用することで、地理、時間、金銭、年齢、学力、学校の定員などのような条件に縛られることなく、世界トップクラスの大学の講義や、著名な学者による講義などを試聴することができる。なお大半のコンテンツは英語となる。
ちなみに、講義に用いられた資料を無償で公開するオープンコースウェア(OCW)のような取り組みはこれまでにもあった。
MOOCは、コンテンツ配信プラットフォームとなるサービスに大学等が参加する形で実現されている。2013年7月現在、代表的なMOOCのプラットフォームとして「Coursera」、「edX」、「Udacity」などのサービスが挙げられる。CourseraとUdacityはスタンフォード大学において発足し、edXはハーバード大学ならびにマサチューセッツ工科大学(MIT)を中心として発足した。また、Udacityはコンピュータサイエンス分野に特化しており、Courseraは文理を問わず幅広い分野を対象として講座を公開している。
また、MOOCに含まれることは比較的少ないが、iTunes Storeで配信されている教育・学習向けコンテンツ配信サービス「iTunes U」も同様の性格を持っているといえる。
東京大学は2013年2月にCourseraへの参加を発表している。また、京都大学は2013年5月にedXへの参加を発表した。
参照リンク
Coursera
edX
Udacity
東京大学とコーセラ(米国)が大規模公開オンライン講座(MOOC) 配信に関する協定を締結 - (東京大学記者発表2013年2月22日)
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