複合現実
読み方:ふくごうげんじつ
別名:ミクストリアリティ,ミクストリアリティー
【英】MR, Mixed Reality
複合現実とは、現実世界と仮想現実(VR)を融合させ、現実と虚構のどちらにも区分できない(双方の入り交じった)新たな空間表現を実現する映像技術の総称である。
複合現実は、拡張現実(AR)を包含する上位概念として捉えられる。複合現実の実現例として想定される技術も、拡張現実と呼べる範囲内のものである場合が少なくない。ただし複合現実の概念には、仮想現実とは逆に仮想世界へ現実世界を組み込む方式の視覚技術なども含まれる。いずれも、現実世界とリアルタイムに呼応し合う、あるいは相互に影響しあうような要素が共通点としてある。
Microsoftは、複合現実を「仮想現実と物理的実体の間にある壁を取り払うこと」と定義している。
複合現実はあくまでも現実世界を土台とする。その点で、いかにリアルでも非現実世界を対象とする仮想現実とは異なる。
なお仮想現実(VR)は、現実感を伴って体験されるものの、構築された世界はあくまで非現実世界であるため、複合現実や拡張現実とは別種の概念と捉えられる。
2016年半ば現在、複合現実は注目の次世代技術として多くの話題を集めている。
参照リンク
複合現実 (MR) の幕開け -Windows Holographicをパートナーに公開
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