アノテーション
【英】annotation
アノテーションとは「注記・注釈」のことであり、本文の内容について言及する(本文そのものとは別形式の)補足的な情報のことである。あるいは、そのような注記を追加するための機能のことである。
IT用語としては、プログラミングの分野においてソースコードの記述について言及する(メタデータ的な)情報をアノテーションを呼ぶことが多い。とりわけJavaにおいては、「アノテーション」は実行環境やコンパイラに対して指示するための機能を指す。Java以外では、開発者が他の開発者(人間)へ向けて記述したコメントを指して(単純な「注釈」の意味で)アノテーションと呼ぶ場合もあり得る。
動画共有サイト「YouTube」に関連する文脈では、動画コンテンツの上に重ねる形で投稿者のコメントやリンク等を追加できる機能を指してアノテーションと呼んだ。ただしYouTubeのアノテーション機能は2017年に停止され、2019年に完全に廃止(削除)された。なお、YouTubeでは2015年に「カード」機能が追加されており、これがアノテーションの役割をほぼ代替している。
もともとアノテーションという言葉は「注記」「注釈」「注解」「補注」などの意味で使われる一般的な英単語である。たとえば、日本語の文章において「注:」あるいは「※」などの記号を添えて加筆される注意書きなどは、アノテーションに該当する。
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