リモートワーク
【英】remote work
リモートワークとは、オフィス以外の(自宅などの)遠隔環境で仕事に携わる働き方のことである。
リモートワークの「リモート」(remote)は英語で「遠い」「遠く離れた」「遠隔地にある」といった意味の語である。
リモートワークの典型例は「在宅勤務」である。在宅勤務を指す意味でリモートワークの語が用いられる場合は多い。ただし、必ずしも自宅での作業とは限らず、自宅付近のレンタルオフィスのような場所での作業もリモートワークに含まれる。
リモートワークと類似した言葉・概念に「テレワーク」「SOHO」「サテライトオフィス」などがある。
テレワークは、ICT(情報通信技術)を駆使した遠隔地勤務というコンセプトを指す語であり、今日のモートワークとほぼ同じ意味の語であるといえる。ただし一昔前によく用いられた言葉であることもあり、古くさいニュアンスが半ば伴いがちな語彙となりつつある。
SOHOは「Small Office Home Office」の略であり、自宅や小規模オフィスを仕事場として仕事に携わる働き方を指す語である。意味合いはリモートワークと重複する部分も多いが、SOHOの場合は特に「事業者の業務形態」を指す意味合いが、つまり個人事業主やスタートアップ企業の事業所を指す意味合いが色濃い。
サテライトオフィスは、本社(本部)から地理的に離れた場所に設置された小規模な事業所を指す語である。地方に分散する人材に転居や長距離通勤を強いることなく、業務に取り組んでもらう、という点でリモートワークと相通じる部分があるが、サテライトオフィスは基本的にもっぱら事業所(オフィス)を指す語であり、自宅兼事務所のような環境を指す語として用いられる例は少ない。
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