真田哲弥
読み方:さなだてつや
【英】Tetsuya Sanada
真田哲弥とは、モバイル向け事業の研究開発を主な事業とするKLab(クラブ)株式会社の創業者で、代表取締役社長である。株式会社サイバードの共同設立者としても知られている。1964年、大阪府生まれ。
真田哲弥は、関西学院大学経済学部に在学中、学生を対象とした自動車教習所の斡旋を事業化、19歳にして起業する。大学中退後、電話(音声通話)によるコンテンツ配信サービスのさきがけともいえる、ダイヤルQ2によるコンテンツ配信事業を開始。事業は急成長を遂げるも、ダイヤルQ2のサービスそのものが規制のあおりを受け難航、ほどなくして会社は経営破綻する。
1990年代後半、真田哲弥は、当時普及し始めていたインターネットに大きな可能性を見出し、インターネットに関する事業を興すことを決意。モバイル関連の開発事業を行っていた企業に就職し、モバイル関連の開発に携わった後、ちょうど同時期にiモードでのビジネスを模索していた堀主知ロバートらと共に、iモードのコンテンツプロバイダである株式会社サイバードを設立した。堀を代表とし、真田哲弥自らは副社長兼CTOとなった。
※画像提供 / KLab株式会社
1998年にサイバードが設立された直後、iモードは爆発的に普及した。サイバードは急成長を遂げて、設立2年でJASDAQでの店頭公開を果たす。真田哲弥はサイバードの研究開発(R&D)部門を担う子会社として、株式会社ケイ・ラボラトリーを設立、代表取締役社長兼CTOに就任した。同社は、2000年6月に携帯電話の実機上で動くJavaアプリケーションを世界で初めて発表するなど、先進的技術開発を武器に成長を続ける。2004年には社名をKLab株式会社へと改称、そして現在に至る。
真田哲弥が率いるKLabは、「技術で作るモバイルの未来」を経営理念とし、圧倒的技術力に立脚した先進的で多様な携帯向けサービスの開発・提供を行っている。
(更新:2008年9月)
参照リンク
KLab(株)真田哲弥 Blog
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