Tick-Tockモデル
読み方:チクタクモデル
別名:Tick-Tock開発モデル,Intel Tick-Tock
【英】Tick-Tock model
Tick-Tockモデルとは、Intelが採用しているCPUの製品開発手法で、1年ごとに「製造プロセスの微細化(シュリンク)」と「マイクロアーキテクチャの刷新」による開発の成果を交互に製品へ反映していく手法である。
Tick-Tockモデルでは、「シュリンク」と「マイクロアーキテクチャの刷新」がそれぞれ「tick」、「tock」と名づけられ、tick、tock、tick、tock、と1年ごとに交互に発表する方式がとられている。「tick」と「tock」はそれぞれ単独では2年サイクルで更新されていることになる。それぞれ交互に製品として投入していくことよって、「tick」と「tock」を並行して開発し、バランスよく性能向上を図ることができる。
Tick-Tockモデルは2006年頃からTick-Tockモデルによる製品の市場投入を行っている、「Yonah」から「Intel Core」系への移行を皮切りに、「Penryn」(tick)、「Nehalem」(tock)、「Westmere」(tick)、「Sandy Bridge」(tock)と続いて2011年7月現在に至る。
「Sandy Bridge」の次の世代のマイクロアーキテクチャとして「Ivy Bridge」(tick)、「Haswell」(tock)、「Broadwell」(tick)、「Skylake」(tock)、「Skymont」(tick)と続く計画が明らかになっている。Skymontは2016年の発表予定で、製造プロセスは10nmまで微細化される予定である。
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