デモグラフィック変数
読み方:デモグラフィックへんすう
別名:デモグラフィック要因,デモグラフィック特性,人口動態変数,人口統計的変数,人口統計学的変数
【英】demographic variables
デモグラフィック変数とは、市場分析における細分化(セグメンテーション)における切り分け方のうち、人口統計などにより得られるタイプの客観的・外面的な特性のことである。
デモグラフィック変数に区分される主な特性としては、年齢、性別、職業、家族構成、学歴、所得、などが挙げられる。国籍や民族、宗教などもデモグラフィック変数として参照され得る。
デモグラフィック変数は、個人の好みや性格といった内面性に左右されない要素であり、データを取得しやすいというメリットがある。総務省統計局をはじめとする公的機関が統計データを公表している場合も多く、二次データが比較的入手しやすい。
デモグラフィック変数はしばしば「サイコグラフィック変数」と対比される。デモグラフィック変数は個人の外面的属性を切り出した区分であるが、サイコグラフィック変数は個人の性格や好み、主義といった内面性に大きく左右される要因を切り出した区分といえる。
デモグラフィック変数と同様の客観的要素として、「ジオグラフィック変数」(地理的変数)が挙げられることもある。
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