エントリー
【英】entry
エントリーとは、英語で「入ること」「記入」「入場」「入り口」などの意味を持つ語である。ITの分野では、ブログなどにおける投稿、データの入力、あるいは「入門」に近い意味合いの表現などとして用いられる。
単に「エントリー」と呼ぶ場合、ブログなどに記事を投稿すること、もしくは投稿された記事を指す場合が多い。例えば新しく作成・投稿した記事が「新規エントリー」と呼ばれたり、多くの人に読まれた記事が「人気のエントリー」と呼ばれたりする。ブログの記事全体をまとめてエントリーと呼ぶことはなく、個々の記事を指す場合に限られる。
データの入力という意味でエントリーということもあるが、この場合は単にエントリーと呼ぶよりは「データエントリー」と呼ぶ場合が多い。コンピュータに情報を入力する作業、および、その作業を専門とする職種やサービスなどに関して用いられる。
プログラミングにおいては、プログラム実行時に指定される関数の開始位置を「エントリーポイント」と呼ぶ。かつてWindows XPのサービスパック更新において特定の条件下で「エントリポイントが見つかりません」というエラーメッセージが表示されマシンが正常に起動しないという現象が発生することがあった。関数の実装に不備がある場合同種のエラーが発生する可能性がある。
PCなどのコンシューマー向け製品では「エントリーモデル」や「エントリーユーザー」などの表現が用いられることがある。これは初心者、入門者といった意味合いに近い。英語にはほぼ同じ意味で「エントリーレベル」(entry-level)という表現がある。
ITの分野以外では就職活動において「エントリーシート」の語がしばしば用いられるが、この場合は「参加」といった意味合いに解することができる。
ちなみに、エントリーの動詞形がエンター(enter)である。
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