キラーアプリケーション
別名:キラーソフト
【英】killer application
キラーアプリケーションとは、アプリケーションソフトウェアを利用するために、そのプラットフォームとなるコンピュータやOSの購入を促し、広く普及させることに貢献したアプリケーションソフトのことである。
例えば、Apple IIにおいては、表計算ソフト「VisiCalc」の登場がビジネスマンの実務用途上の需要を捉えたため、Apple IIそのものを広く普及させる要因のひとつとなった。同様に、初期のMacintoshにおけるAdobe Systemsの画像編集ソフトやDTPソフト、あるいはWindowsにおけるMicrosoft Officeなども、それ欲しさにOSやハードウェアの導入を促すキラーアプリケーションとなった。1990年代半ば以降にインターネットが普及し始めた際、インターネットを利用するためにPCを購入するユーザーにとっては、Webブラウザがキラーアプリケーションであったということができる。
キラーアプリケーションはキラーソフトと呼ばれることもある多いが、キラーソフトと言った場合は家庭用ゲーム機におけるゲームソフトを特に対象とする場合が多い。例えば、ファミリーコンピュータにおける「スーパーマリオブラザーズ」や、ニンテンドーDSにおける「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(脳トレ)などは、キラーソフトであったということができる。
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