プレゼンス技術
読み方:プレゼンスぎじゅつ
別名:プレゼンス機能
【英】presence technology
プレゼンス技術とは、人や物の所在(プレゼンス)を把握するための技術の総称である。
プレゼンス技術を利用すれば、現在連絡を取りたい相手の状況をあらかじめ把握し、相手の状態に応じて最適な連絡手段を選ぶことができるようになる。相手に作業を中断させない方法を選択すれば、作業効率の維持が図れる。例えば、電話で連絡をしようと考えている場合に、一時的に離席中の状態とわかれば、少し待ってから連絡しようと判断できる。あるいは、会議に出席しているため、電話には出られない状態とわかれば、インスタントメッセンジャー(IM)などでメッセージを送るのみにしたほうが得策と判断することができる。
プレゼンス技術は、インスタントメッセンジャーやIP電話、リアルタイムコラボレーションなどを中心に利用されており、エンタープライズシステムなどへの展開も注目されている。
ちなみに、プレゼンス技術と類似した言葉に「テレプレゼンス」があるが、こちらは高品質の音声、高解像度の映像などによって、遠隔地の相手と実際に対面しているかのような仮想現実を提供する技術やシステムを指す。
参照リンク
ビジネス・家庭を大きく変えるプレゼンスとは? - (日経BP社 特集テーマサイト)
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