モバイルプラットフォーム
別名:モバイル端末向けプラットフォーム
【英】mobile platform
モバイルプラットフォームとは、携帯電話(フィーチャーフォン)やスマートフォンをはじめとするモバイル機器に組み込まれてソフトウェアの動作基盤となるシステムのことである。
モバイルプラットフォームは、一般的にはモバイル機器向けのオペレーティングシステム(OS)と同義であり、「モバイルOS」と特に区別せず用いられている。ただし、OSと共に組み込まれているWebブラウザ、メール、アドレス帳といった基本的アプリケーションをも含む呼称としてモバイルプラットフォームの呼び名が用いられている場合も少なくない。
比較的早期に登場したモバイルプラットフォームの代表的な例としては、Palm OS、BlackBerry OS、Symbian OSなどを挙げることができる。Palm OSはPDA「Palm」に、BlackBerry OSはスマートフォン「BlackBerry」にそれぞれ搭載され、Symbian OSはPDA、スマートフォン、フィーチャーフォンにも搭載された。
2000年代後半に入ると、Appleが2007年に発表したiPhoneのモバイルプラットフォーム「iPhone OS」(iOS)、Googleが2008年に発表した「Android」が共に急速に普及し、大きなシェアを占めるに至っている。iOSもAndroidも、スマートフォンおよびタブレット型端末に搭載されている。Microsoftはスマートフォン(Windows Phone)向けプラットフォームとして「Windows Phone」、タブレット型端末(Microsoft Surface)のプラットフォームとして「Windows RT」を発表している。
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