ユニコーン企業
読み方:ユニコーンきぎょう
別名:ユニコーン
【英】unicorn
ユニコーン企業とは、創業10年未満のスタートアップ企業で、株式市場へ未上場、かつ企業評価が10億ドル以上に達しているテクノロジー系企業を指す用語である。2010年代前半に米国のベンチャーキャピタリストが提唱した。
ユニコーン企業と呼ばれるには「創業10年未満」「未上場」「評価額10億ドル以上」「テック系企業」という4つの条件すべてに該当している必要がある。創業11年目に突入したり、上場を果たしたりすると、他の条件は満たしていても「ユニコーン企業」の定義からは外れる。
「ユニコーン」とは西欧における伝説的な生き物(幻獣)である。創業まもなく大成功を収めるスタートアップ企業はユニコーンになぞらえて表現し得るほど稀少であるという含意があるとされる。
企業評価額が100億ドルを突破するユニコーン企業を「デカコーン企業」、同じく1000億ドルを突破するユニコーン企業を「ヘクトコーン企業」と呼ぶ場合がある。これは「ユニコーン」の「ユニ」(もともと「1」の意)を10倍(deca)、100倍(hecto)に換えたもじり表現である。
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