Excel方眼紙
読み方:エクセルほうがんし
別名:エクセル方眼紙
Excel方眼紙とは、Microsoft Excel(に代表される表計算ソフト)のセルを文字1字分の方形に整え、ワークシートを1枚の方眼紙に見立てて用いること、および、そのようにして作成された文章のことである。
エクセル方眼紙は、カーニングを必要としない日本語入力環境においては大抵のワープロソフトよりも日本語文章らしい体裁が実現しやすい、セルを結合したり枠線を表示させたりすることで左右に配置された入力欄なども設けられる、完全なWYSIWYGではないにせよおおむね統一された見栄えで印刷できる、といった点が利点として評価され得る。そのため、行政機関が配布する申請書類のテンプレート(ひな形)などでは特に好まれる傾向にあるといえる。
他方、Excel方眼紙は表計算ソフトとしては不本意な用途であり、テンプレートの修正は容易でない上に、集計・抽出・ソートといった機能が使えない、といった難点もある。企業の文書などをExcel方眼紙で作成された場合、引き継ぎや更新に多大な手間を要することになる懸念が色濃い。そのため、データを再利用する場面を想定し得る環境ではExcel方眼紙はバッドノウハウ扱いされやすい。
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