メインカメラ
別名:主カメラ
【英】main camera
メインカメラとは、複数用意されたカメラのち、主もよく使用される、中心的位置づけのカメラのことである。何と対比して「メイン」と呼んでいるかは文脈によって異なる。
スマートフォンのカメラに関する話題では、インカメラに対するアウトカメラを指す場合と、アウトカメラにおけるカメラユニット群のうち通常の撮影に使用されるカメラユニットを指す場合がある。
アウトカメラは本体背面に搭載されたカメラのことである。これは本体前面(ディスプレイ搭載面)に設置された自撮り用の「インカメラ」と対比される。この対比の場合、インカメラが「サブ」と位置づけられることになるが、最近では自撮りの方が風景の撮影に比肩するほど重視されるようになってきており、インカメラをサブ的位置づけに当てはめにくくなってきている。
最近のスマートフォンはアウトカメラに複数のカメラユニットを搭載し、デュアルカメラ、トリプルカメラ、クアッドカメラで高度な撮影を実現する端末も登場している。こうした端末では、通常の撮影に使用される広角カメラや望遠カメラをメインカメラと呼び、補助的な役割を果たす超広角カメラや深度計測用カメラをサブカメラと呼ぶ、という場合がある。
一眼レフカメラ等の撮影専用機としてのカメラを複数台併用し、場面に応じて使い分けるという場合、最もよく使用するカメラを「メインカメラ」と呼び、他をサブと呼ぶ場合がある。
テレビ放送などに用いられる放送用ビデオカメラなどは、複数の位置から複数台で(マルチカメラ構成で)撮影する場合も多いが、このうち中心的に用いられるカメラをメインカメラと呼ぶ場合も、皆無とはいえない。
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