デジアナ
別名:デジアナ変換,デジタルアナログ変換
デジアナとは、デジタル信号をアナログ信号へと変換することである。特に、地上デジタル放送(地デジ)への移行に伴って登場した、デジタル放送の信号をアナログテレビに対応させるための信号変換サービスを指すことが多い。
地デジにおけるデジアナは、ケーブルテレビ(CATV)の事業者が提供しているもので、事業者が受信したデジタル信号をアナログ信号に変換してから、従来のケーブルテレビと同様に配信するというものである。これによって、アナログ放送が完全に停波した後も、しばらくの間は従来のアナログテレビが使用でき、加えてアナログテレビで地デジが視聴できるという例が発生することになる。
地デジのデジアナ変換は総務省が提案・要請しているもので、対応するケーブルテレビ事業者には国から補助金が支給される。「2台目、3代目のテレビまでは買い替えが間に合わない」といった不便の緩和が期待される一方で、買い替えを進めた国民に対して不公平ではないかという意見もあるなど、賛否両論の声が上がっている。
参照リンク
「ケーブルテレビへのデジアナ変換の暫定的導入」に向けた有線テレビジョン放送事業者等への要請 - (総務省報道資料 2010年2月19日)
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