カラーマネジメント
別名:色管理
【英】color management
カラーマネジメントとは、ディスプレイやデジタルカメラ、プリンタなど、画像を扱う機器の間で細かい色の調整を行い、表示色の統一を図るためのシステムのことである。印刷業界など色の再現性が特に要求される分野では、その機能が重視される。
デジタルカメラやスキャナーで画像を取り込み、それをプリンタやディスプレイで出力すると、実際のものと色が微妙に異なって見えることがある。これは色を表現する特性が、機器ごとに異なるために起こる現象である。
カラーマネジメントはこうした色の再現誤りを防ぐために、機器に依存しない色再現域を介して、画像をやり取りする。例えば、スキャナーで取り込んだ画像をディスプレイで表示する際は、スキャナーが自らの色再現特性を反映した変換テーブル(ICCプロファイル)を使い、共通の色再現域に変換する。ディスプレイはそのデータを受け取り、自分のICCプロファイルで変換して表示する。
参照リンク
Canonデジタルフォトスタイル カラーマネジメント - (キヤノン)
Too DTP SOLUTION:カラーマネジメント - (Too)
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