キャプチャ
キャプチャとは、ディスプレイ(画面)上の表示をそのまま画像データとして取得し保存する操作のことである。もしくは、コンピュータではなく人間によるアクセスであることを確認するために行われる画像識別テスト(いわゆる画像認証)のことである。
画面表示を画像として取得する、という意味での「キャプチャ」は、英語では capture と表記される。capture は「捕らえる」という意味で用いられる英語の一般的動詞(または名詞)である。静止画像として取得・保存されるキャプチャは「スクリーンキャプチャ」と呼ばれ、動画として取得する場合は「ビデオキャプチャ」と呼ばれる。スクリーンキャプチャは「スクリーンショット」ともいい、略して「スクショ」ともいう。
いわゆる画像認証の「キャプチャ」は、英語では「CAPTCHA」と表記される。これは固有名詞である。CAPTCHAは、人間なら識別できるがコンピュータプログラムでは識別が困難であるような画像情報を自動生成し、これに回答できるか否かを問うことによってボットによるスパム的なアクセスの大半を遮断する。CAPTCHAの典型例としては、ところどころ掠れたり途切れたり背景色と同化しかけたりしている歪な英数字の文字列が挙げられる。ただしCAPTCHAはしばしば人間にも解けないほど難解な画像を提示し、本来は弾くべきでない正当なアクセスまで遮断している場合がある。
|