ドロワー
別名:ドロワ
【英】drawer
ドロワーとは、IT用語としては、必要な場面で表示させて使用するメニューのことであり、とりわけモバイルOS「Android」でホーム画面とは別に用意されている(必要に応じて表示させて用いる)表示領域のことである。アプリ(アプリケーション)を一覧表示する領域を指すことが多い。
Androidスマートフォンのホーム画面にはドック(メインドック)と呼ばれるショートカットメニューにドロワーを表示させるアイコンが置かれている。つまりホーム画面のどこからでもドロワーが開けるようになっている。端末にインストールされているアプリケーションは、特に非表示に設定されているのでなければ、ドロワーから見つけられる。特にひんぱんに利用するアプリはホーム画面にショートカットを設ければドロワーを開く手間が省ける。
Androidでは、各種通知の表示領域を通知ドロワーと呼んだり、アプリ内で通常は非表示になっているナビゲーションメニューをナビゲーションドロワーと呼んだりする。
ドロワーという語そのものは、もともとは「(箪笥などの)引き出し」といった意味のある英語の名詞である。一般的な英語の名詞としては「絵を描く人」という意味もあり、イラスト制作者や絵を描くためのソフトウェアをドロワーと呼ぶ場合もないわけではない。なお洋装における下着(いわゆるズボン下)もドロワーと呼ばれることがあるが、この意味におけるドロワーは英語では常に複数形をとるため「ドロワーズ」と呼んだ方がより適切といえる。
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