ガラホ
ガラホとは、スマートフォンのプラットフォーム(Android)が搭載されたガラケーの端末のことである。いわゆる「Androidガラケー」の意味で用いられることもある。
「ガラホ」の名称はKDDI株式会社の登録商標である。2015年1月にauが「AQUOS K」を発表した際に初めてガラホの名が用いられている。以来「ガラホ」はauの端末(とりわけAQUOS K)を指す呼び名として用いられている。ただし通俗的な文脈においてはau製品に限らず「Androidガラケーの総称」程度の意味合いで用いられている場合はあり得る。
ガラホは、ソフトウェア的プラットフォームにはスマートフォン向けモバイルOSである「Android」を導入している以外は、スマートフォンが登場する以前に標準的だった携帯電話(いわゆるガラケー)のデザインがそのまま維持されている。「AQUOS K」の場合、単純に折りたたみ式(クラムシェル型)機構やテンキーといったガラケーの要素をスマートフォンに盛り込んだ、いわばガラケーの使用感を意識して設計されたスマートフォン(ガラケーライクなスマホ)であるというわけではなく、操作方法も用途も完全にガラケーであり、アプリの導入と実行をはじめとするスマホ特有の動作が制限されるなど、あくまでもガラケーを土台とする端末として作られている。
「スマホ」と「ガラケー」を合わせた語としては「ガラスマ」という呼び方がある。ガラスマはスマートフォンにさらに付加機能を搭載した、ガラケー的に進化しつつあるスマホという意味合いで用いられる表現である。
「Androidガラケー」は「ガラホ」より広範な意味で「ガワがガラケーのAndroidスマホ」程度の意味で用いられることが多い。
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