マジコン
別名:magicom
マジコンとは、家庭用ゲーム機のソフトウェアを複製・エミュレートするツールのことである。また、俗に、ゲームソフトを違法コピーして本来の対価を支払わずにプレイするツールの総称としても用いられている。
マジコンの名称は、もともとは、ゲームソフトのバックアップなどのような私的複製用途を想定して販売されていた商品の略称であった。ただし私的複製を超えた用途にも利用可能であるため業界から反発の声が上がっていた。後に、インターネット上で海賊版ソフトウェアのデータが多く出回り、それをダウンロードしてマジコンでプレイするユーザーが増加したことによって、ゲームソフトの売上にも損害が及んでいると言われるようになった。
従来、マジコンそのものの違法性を問うことは難しいとされ、どのように扱うか議論の対象となってきたが、2009年2月には東京地裁がマジコンの販売を行っていた事業者に対して、不正競争防止法第2条に違反するものとして、マジコン販売の差し止めを命じている。
参照リンク
パンフレット「デジタルコンテンツについてのルールを守ろう!」 - (社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)
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