マージン
別名:余白
【英】margin
マージンとは、ページの周囲にある空白部分のこと、あるいは、段組した際の段間の余白のことである。主に文書レイアウトに関する用語として用いられる。
マージンを除いた部分を版面(はんづら、または、はんめん)といい、版面に本文が配置される。マージンには、ヘッダーやフッター、ページ番号(ノンブル)などが配置されることが多い。マージンは、冊子形式で見開きページにした場合、その位置によって、上側は「天」、下側は「地」、外側は「小口」、内側は「のど」と呼ばれる。
マージンの値は、プリンタの仕様やとじしろ、紙面の見た目などを考慮して決めることが望ましいとされている。例えば、文書をインクジェットプリンタで印刷する場合、プリンタがふちなし印刷に対応していないと、紙送り機構の仕組みによって印刷領域が小さくなる場合がある。また、とじしろがないと、製本時に本文がとじ込まれることがある。見た目では、マージンが少なすぎると読む人に圧迫感を与え、多すぎると間延びした印象を与えることがある。そのため、一般的には、A4判では、マージンを15mmから30mmくらいに設定して、とじしろがある場合はそのマージンを5mmくらい多めに取るとよいとされている。
Wordでマージンを設定するには、[ファイル]メニューから[ページ設定]を選択して、[余白]タブでマージンの値を入力する。また、とじしろや見開きページなどで左右対称のマージンを設定することもできる。
なお、Webページのレイアウトにおいては、CSS(スタイルシート)の「margin」属性を指定することによって、マージンを変更することができる。
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