Dragontrail
読み方:ドラゴントレイル
Dragontrailとは、旭硝子が開発した、スマートフォンやタブレット型端末などのタッチデバイス向けの化学強化ガラスである。
Dragontrailはアルミノケイ酸ガラス(アルミノシリケートガラス)を原料とした強化ガラスである。窓ガラスをはじめ板ガラスとして最も一般的に使用されているソーダ石灰ガラスに比べて6倍の強度があるという。また、ガラスであるため、樹脂製品では得られない質感や高い耐傷性が実現される。
スマートフォンやタブレット型端末は常に持ち歩いて使用されるため、軽く薄いことが求められる一方、外部からの圧迫や衝撃、こすれなどに強いことが求められる。Dragontrailはそうした需要に答え、かつ、鉛やヒ素などの有害物質を含まない環境配慮を実現している。
スマートフォンなどのタッチディスプレイ向け強化ガラスとしては、Corningが開発した「ゴリラガラス」なども知られている。ゴリラガラスもDragontrailと同じくアルミノケイ酸ガラスを採用している。
Dragontrailは2011年1月に販売が開始された。なお、旭硝子は2011年4月21日にソーダ石灰ガラスを原料とした厚さ0.28mmのタッチパネル用ガラス基板を発表している。
参照リンク
世界最薄0.28ミリのタッチパネル用ガラス基板の販売を開始 ~スマートフォンやタブレットPCの軽量化に貢献~ - (AGC旭硝子 プレスリリース 2011年4月21日)
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