WEPOS
フルスペル:Windows Embedded for Point of Service
読み方:ウイポス
WEPOSとは、MicrosoftのWindows系OSの一種で、POSシステム(販売時点管理)端末用に特化した組み込み用OSのことである。2005年2月に発表された。
WEPOSはWindows XP Service Pack 2をベースとしたOSで、POS端末に組み込まれることが想定されて最適化された業務特化型のOSとなっている。アプリケーション開発環境としてWin32 API互換のAPI群とMicrosoft.NET Frameworkを標準搭載しているおり、UnifiedPOSやOPOS、JavaPOSといったPOSシステムを構築するための言語規格を標準サポートしている。また、プラグアンドプレイ(PnP)に対応することによってスキャナーやキャッシュドロワー、レシートプリンタのような小売業界向けの機器との接続を容易にしている。CD-ROMからインストールする方法を採用していることでOSのイメージファイルを作成する必要が省かれ、導入や管理も用意である。
WEPOSはOSのために必要となるフットプリント(基板に対する物理的な占有面積)を最小限に抑えて省スペース化を図っているが、Windows XPをベースとしているため、Internet Explorer 6やWMT(Windows Media Tecnologies)の実装によるインターネットやマルチメディアに関する機能や、Windows Firewallをはじめとするセキュリティ機能なども使用することができる。
WEPOSは、小売店のPOS端末や銀行などのATM端末、あるいはセルフチェックアウトシステムなどに採用されている。
参照リンク
Windows Embedded for Point of Service - (Microsoft)
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