Web標準
読み方:ウェブひょうじゅん
別名:ウェブ標準,Webスタンダード
【英】Web Standards
Web標準とは、主にW3Cによって勧告された標準的なWeb関連技術の総称である。
Web標準は、Webブラウザをはじめとする閲覧環境に依存せず、どのような環境においても同様の表示・表現を行うことができる技術として扱われる。このため、Web標準に準拠することはアクセシビリティの向上に繋がる。また、検索エンジンなどにとっても解釈しやすいWebページの構造となるため、SEOの面からも効果的とされている。
Web標準という言葉に厳密な定義があるわけではないが、2009年2月時点でWeb標準とされる代表的な技術仕様としては、HTML 4.01やXHTML 1.0、CSS 2などを挙げることができる。HTML 5などは次期のWeb標準になるだろうと言われている。
かつては、Webブラウザが独自に拡張したHTMLの機能により、Webブラウザに依存した(他のWebブラウザでは満足に再現できない)表現が用いられたり、また、テーブルレイアウトなどのように、外見上の体裁を整える目的でHTMLの機能を本来の用途とは異なる方法で用いられたりといった例が多数見られた。Web標準が重視される背景には、そのような限定的なWeb上の表下に対する反省があるといえる。
The Web Standards Projectなどの団体が、Web標準の推進に向けて活動を行っている。
参照リンク
The Web Standards Project - (英語)
ミッション - The Web Standards Project - (日本語)
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