ハンガリー記法
読み方:ハンガリーきほう
別名:ハンガリアン記法
【英】Hungarian Notation
ハンガリー記法とは、Microsoftのプログラマーであるチャールズ・シモニー(Charles Simonyi)により考案された、変数名の先頭に小文字でデータ型を付けるプログラムのコーディング記法である。
ハンガリー記法は、ソースコードの可読性が高いという長所がある。例えば、他人の書いたソースコードはもちろん、自分で書いたソースコードでも、変数のデータ型の宣言箇所を探す必要がない。またソースコードの間違いに気が付きやすいという利点もある。
Windowsプログラムのバイブル本とも言われるチャールズ・ペゾルド(Charles Petzold)の著書『プログラミングWindows』のような影響力のある本で採用、紹介されたこともあって広まった。
もっとも、ハンガリー記法はチャールズ・シモニーの意図とは違った形で広まったとも言われており、現在は必ずしも評判が良いばかりとは言えない。近年ではMicrosoft自身も、ハンガリー記法を推奨しておらず、一例として.NET Frameworkでは採用されていない。
参照リンク
Hungarian Notation - (英文)
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