EDTV
フルスペル:Enhanced Definition Television
EDTVとは、テレビ放送の映像方式で、従来のNTSC方式の放送と互換性を保ちながら、画面のちらつきや色ムラの少ない画面再生を可能とする方式のことである。
EDTVの映像はプログレッシブ方式で撮影され、放送段階においてインターレース方式(順次走査方式)に変換される。放送波は受像機(テレビ)に搭載されたIP変換回路によって再びプログレッシブ方式に変換し直される。この仕組みにより、EDTVは従来のNTSC方式の放送と互換性を保ちながら、画面のちらつきやゴースト現象の少ない画面再生を可能としている。
EDTVは1989年に放送開始されたEDTV Iと、1995年に放送開始されたEDTV IIの2種類がある。EDTVはクリアビジョン、同じくEDTVはワイドクリアビジョンと呼ばれている。ワイドクリアビジョンはクリアビジョンの画面サイズをワイドスクリーンに対応させた拡張仕様である他、ワイド画面で高画質表示を行うために必要な画質補強信号が処理できるようになっている。
なお、EDTVの高画質な映像を再現するためにはEDTV対応の受像機を用意する必要があるが、非対応の受像機でもEDTVの放送を視聴すること自体は可能である。
参照リンク
テレビQ&A さまざまな地上波放送 - (TOSHIBA)
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