マーク・アンドリーセン
【英】Marc Andreessen
マーク・アンドリーセンとは、Webブラウザ「Mosaic」や「Netscape Navigator」などを開発したことで知られる米国のソフトウェア開発者である。1971年7月9日生まれ。
1993年、イリノイ大学の国立スーパーコンピュータ応用研究所(NCSA)に在籍していたマーク・アンドリーセンは、世界で初めてテキストと画像データを同時に表示できるWebブラウザである「Mosaic」(NCSA Mosaic)を公開する。ティム・バーナーズ・リーらの貢献によりWWWがようやく普及し始めた頃に登場したMosaicは、瞬く間に人気を得た。その後、Mosaicに関する権利の問題で、マーク・アンドリーセンはNCSAを離れている。
マーク・アンドリーセンは、シリコングラフィックス(SGI)の創業者であったジム・クラークと共にNetscape Communications(設立当初は「Mosaic Communications」)を設立、Webブラウザ「Netscape Navigator」を開発した。Netscape NavigatorはWebブラウザの標準となり、莫大な成功を収めた。
※画像提供 / Opsware, Inc.
1998年、Netscape Communications社はAOL社に買収された。マーク・アンドリーセンはAOLの最高技術責任者(CTO)に就任するも、間もなくしてCTOを辞任・退社している。その後、新たにLoudcloud社(後に「Opsware」と改称)を設立し、データセンターの自動化などの技術を提供している。2007年7月には、Hewlett-Packardによって同社が買収されることが発表されている。
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