#N/A
フルスペル:No Assign
読み方:ノーアサイン
別名:未定値
#N/Aとは、Excelにおいて、数式で参照セルに適切な値がない場合に表示されるエラー値(数式エラーを示す返り値)、あるいは、セルの値が無効であることを示すための未定値のことである。
#N/Aのエラーは、HLOOKUP、LOOKUP、MATCH、VLOOKUP関数などの数式で、引数(検索値)として用いる参照セルに、検索値に該当するデータがないことが原因で生じる。また、検索の型が近似値を含めて検索するタイプの場合は、検索範囲の左端の列のデータをキーにして昇順に並べ替えておく必要があるが、データが並べ替えられていないことも一因となる。エラーを除去するには、検索値となる参照セルに適切な値を入力したり、検索範囲のデータを昇順に並べ替えたり、検索の型を完全一致で検索するタイプに変更したりする必要がある。
また、#N/Aは、特定のセルに有効なデータがない場合に、それらのセルに無効な値(未定値)として代入する用い方もある。例えば、折れ線グラフのデータとして参照セルに数値がない場合、セルに「#N/A」を入力すると線が途切れずに補間される。
なお、#N/Aを返す関数としてNA関数がある。セルに「=NA()」と入力すると「#N/A」が返される。
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