シリアル値
読み方:シリアルち
【英】serial number
シリアル値とは、Excelにおいて、日時を計算処理するために格納されている数値のことである。起点日を元に、経過日数と時間を通算した値を示す。
シリアル値は、1日(24時間)を1.0とし、1日ごとに1ずつ増える。整数部分は日付を、小数部分は時刻を表す。時刻は、1日の1部分として、1を24で割った数値となる。セルに日付を入力するとセルの表示形式が自動的に日付の形式となるが、セルにはシリアル値が入力されている。シリアル値の数値を表示するには、セルの書式設定で表示形式を「標準」にすればよい。
シリアル値の計算方法は、Windows版とMacintosh版とでは異なる。Windows版では、1900年日付システムを適用しており、1900年1月1日の午前0時を起点として、シリアル値は1から始まる。一方、Macintosh版では、1904年日付システムを適用しており、1904年1月1日の午前0時を起点として、シリアル値は0から始まる。
Excelでは、1900年日付システムと、1904年日付システムの2つの日付システムに対応可能である。既定では、Windows版では1900年日付システムを適用して、Macintosh版では1904年日付システムを適用している。日付システムを変更するには、[ツール]メニューから[オプション]を選択して、[計算方法]タブをクリックして、[1904年から計算する]チェックボックスをオン、または、オフにする。
なお、異なるOS(オペレーションシステム)で作成されたブックを開くと、日付システムは自動的に変更される。例えば、Macintosh版で作成したブックをWindows版で開くと、[1904年から計算する]チェックボックスが自動的にオンになり、日付が1904年日付システムに変換される。
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