オクタコアプロセッサ
別名:オクタコアCPU,8コアCPU,オクタコアマイクロプロセッサ,8コアマイクロプロセッサ
【英】octa-core processor, 8-core processor, 8-core microprocessor
オクタコアプロセッサとは、CPUコアを8個搭載したマイクロプロセッサのことである。
オクタコアの「オクタ」は「8」を意味する。ちなみにコア数が6なら「ヘキサコア」、10コアなら「デカコア」という。いずれも、複数のCPUコアを持つ「マルチコアプロセッサ」に区分される。
最初期に民生品として登場したオクタコアプロセッサとして、2000年代半ばに販売されたUNIXサーバー向けCPU「UltraSPARC T1」を挙げることができる。なお、富士通が2013年現在販売しているCPU「SPARC64 X」は、プロセッサあたり最大16コア(ヘキサデカコア)のヘキサデカコアプロセッサとなっている。
一般PC向けのCPUとしては、Intelの「Nehalem」アーキテクチャーを筆頭に、2010年前後にオクタコアプロセッサの実現が進展した。2013年現在、Appleが発表した「新型Mac Pro」が、6コア(ヘキサコア)Xeonをオクタコアに拡張できるオプションを提供している他、スマートフォンに搭載されるモバイルCPUにもオクタコアプロセッサが登場しつつある。
なお、サムスン電子は2013年9月に「Exynos 5 Octa」をオクタコアプロセッサとして発表しているが、これは事実上、クアッドコアプロセッサを2個搭載した擬似的な8コアと評されている。
参照リンク
高スループットプロセッサ「UltraSPARC T1」 - (富士通)
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