オクタコア
別名:8コア,オクタルコア
【英】octa-core, octalcore
オクタコアとは、1つのCPUパッケージに8個のコア(CPUコア)を持つCPUのことである。「オクタ」(octa)は8を意味する。
オクタコアは複数のCPUコアを持つという意味でマルチコアに含まれる。CPUコアが2つのものはデュアルコア、4つのものはクアッドコアと呼ばれる。
CPUコアが複数搭載されることで、複数の命令を並列的に処理することが可能になる。それによって端末全体の処理の高速化を図ることができる。コア数を増やすマルチコアプロセッサに対し、CPU自体を複数搭載する方式は「マルチプロセッサ」と呼ばれる。
オクタコアのCPU(オクタコアプロセッサ)は、サーバーおよびワークステーションなどのハイエンドマシン向け製品としては2000年代半ば頃には登場している。2010年代に入ると、IBMの「POWER7」やIntelの「Xeon」などが登場し、エンタープライズサーバー向けCPUを中心にオクタコアは一般的になりつつある。2013年10月にAppleが発表した新型Mac Proは、6コア(ヘキサコア)のモデルをオクタコア、あるいは12コア(ドデカコア)に変更することが可能となっている。また、スマートフォン向けモバイルCPUでオクタコアプロセッサを搭載した製品も発表されている。
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