ドメインコントローラ
【英】Domain Controller, DC
ドメインコントローラとは、Windowsにおいてネットワークの単位となっている「ドメイン」と呼ばれる論理的まとまりを管理するサーバーのことである。
ドメインコントローラは、ネットワーク上の個々のユーザーのアカウント情報を一元的に管理し、それぞれのユーザーに対する認証やアクセスの許可を行っている。ドメインコントローラによってファイルやフォルダの共有が可能となっている。
ドメインコントローラは各ドメイン内に1台のみ設置できる。もしドメインコントローラに障害が発生すると、ネットワークへのアクセスができなくなってしまうので、バックアップデータを保存するサーバーを予備として複数台設置することができるようになっている。このとき、実際にドメインコントローラとして機能しているサーバーは「プライマリドメインコントローラ」と呼ばれ、バックアップデータを持って待機しているサーバーは「バックアップドメインコントローラ」と呼ばれる。バックアップドメインコントローラは、プライマリドメインコントローラが正常に機能しなくなった場合に、その処理を代理することができる。
ドメインコントローラはWindows NTで初めて搭載された。なおWindows 2000 Serverからは、ドメインを階層構造によって管理するディレクトリサービスであるアクティブディレクトリが採用されている。
参照リンク
Windows Server 2003 ドメイン コントローラのインストール - (Microsoft TechNet)
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