天河一号A
【英】Tianhe-1A
天河一号Aとは、中国の国防科学技術大学が構築したスーパーコンピュータの名称である。2010年8月に公開された。2010年11月の第36回スーパーコンピュータTOP500ランキングにおいて第1位となり、話題となった。
天河一号Aには、IntelのXeonシリーズのCPUが1万4000個、NVIDIAのGPUが約7000個、加えて、国防科学技術大学が開発した独自のCPU「銀河飛騰」約2000個によって構成されている。TOP500ランキングでは、2.5PFLOPS(ペタフロップス)のベンチマークスコアを出している。
天河一号Aは、2009年に構築された「天河一号」の改良版である。「天河一号」は米国以外で初めてPFLOPS級の処理能力を実現したシステムとして知られる。
天河一号Aは国立スーパーコンピュータセンターに設置され、研究分野のHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に利用されている。
なお、東京工業大学が構築した日本製のスーパーコンピュータ「TSUBAME 2.0」は、同ランキングにおいて4位にランクインしている。
参照リンク
NVIDIA Tesla GPUs Power World's Fastest Supercomputer - (NVIDIA。英語)
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