PFLOPS
フルスペル:Peta FLoating point Operations Per Second
読み方:ペタフロップス
別名:PetaFLOPS
PFLOPSとは、コンピュータの処理性能を表す単位の一つで、浮動小数点演算を1秒間に1000兆回行うことを表す単位のことである。
基本単位となっている「FLOPS」は、1秒間に処理可能な浮動小数点演算の回数を表す際に用いられる。ペタ(Peta)は1000兆(10の15乗)を意味している。例えば、3PFLOPSのシステムは毎秒3000兆回の浮動小数点演算を行うことができることになる。
2008年6月の「スーパーコンピュータTOP500」でランキング1位となったIBMの「Roadrunner」は、史上初めて1PFLOPSの処理性能へ到達したシステムとして話題となった。また、Crayの「Jaguar」も2008年内に1PFLOPSを超えている。
PFLOPSの1000分の1を表す(浮動小数点演算を1秒間に1兆回行う)単位は、TFLOPS(テラフロップス)である。スーパーコンピュータの世界では2000年頃からTFLOPSが処理性能を表す主な単位となっている。地球シミュレータやBlueGeneなどのスーパーコンピュータが、数十~数百TFLOPSの処理性能を持つ。
参照リンク
Roadrunner | TOP500 Supercomputing Sites - (英語)
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