Microsoft Windows 1.0
Microsoft Windows 1.0とは、Microsoftが1985年に発売した、Windowsシリーズの最初のバージョンとなるソフトウェアである。
Microsoft Windows 1.0は、Microsoftのキャラクタベースのオペレーティングシステム(OS)であるMS-DOS上で、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を実現するオペレーティング環境として登場した。Microsoft Windows 1.0単体で今日のOSの機能を果たしたというよりも、MS-DOSの機能拡張のようなものとして動作していたといえる。MS-DOSはコマンドライン入力で動作する(CUIの)OSであったが、Windowsの登場によって、グラフィカルな表示やマウスによる操作などが実現可能になった。
Microsoft Windows 1.0では、電卓やノートパッド、時計といったいくつかのアプリケーションが備わっており、各アプリケーションを同時に複数起動して、ウィンドウを画面上にタイル状に並べて操作することができた。後のWindowsにおいて根幹的な機能となったカスケード表示(複数のウィンドウを重ねて表示する機能)は採用されていなかった。
日本でも1987年に、PC-9800シリーズ対応の日本語版Microsoft Windows 1.0が発売された。同年、米国では次期バージョンとなるWindows 2.0が発売されている。
参照リンク
ウィンドウズの歴史
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