Apple SIM
読み方:アップルシム
Apple SIMとは、AppleがiPad Air 2ではじめて搭載した仮想のSIMカードである。SIMカードの機能をソフトウェア的に実現し、それによってSIMカードの換装を伴わない通信事業者(キャリア)の切り替えを実現する。
一般的なSIMカードは通信事業者との契約情報などのデータを管理するために利用されるICカードである。キャリアが発行し、端末に装着して用いられる。端末とキャリアはSIMカードによってひもづけられる。そのため、SIMカードを入れ替えれば同じ端末で他のキャリアの通信ネットワークを利用することもできる。しかし多くの場合、SIMカードは端末が利用するキャリアを固定する(いわゆる「縛り」の)役割の方が大きいといえる。
Apple SIMは、SIMカードの機能を一部ソフトウェア化したことにより、端末上でキャリアを選択して切り替えるという利用方法を実現する。店舗に赴きSIMカードを発行する手続きを経ずに、より自分に適したキャリアに移行したり使い分けたりすることが可能になる。
iPad Air 2の発表時点では、米国のいくつかのキャリアがApple SIMに対応している。
参照リンク
Ipad Air 2 wireless
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