うつして翻訳
読み方:うつしてほんやく
【英】 Utsushite Honyaku
うつして翻訳とは、NTTドコモが提供する翻訳サービスのうち、カメラで撮影した外国語をその場で翻訳してディスプレイに表示するサービスである。
うつして翻訳の専用アプリケーションをスマートフォンやタブレット型端末にインストールし、端末のアウトカメラで外国語を写すと、被写体中の文字を認識して、その日本語訳をディスプレイに表示させることができる。簡体字やハングルなど、入力方法すら分からないことがある文字でも、カメラで撮影するだけで意味を調べることができる。また、サービスの利用時にパケット通信は発生せず、即座に外国語の意味を調べることができる。
うつして翻訳の主な用途として、例えば外国の道案内やレストランのメニューの内容などをその場で知ることができる、といった場面が想定されている。うつして翻訳は海外の携帯電話事業者のスマートフォン向けにも提供され、来日した外国人ユーザーが日本語の看板や料理メニューを撮影して自国語に翻訳して意味を調べることも可能となっている。
うつして翻訳は、それまで試験的に提供されていた「料理メニュー翻訳」アプリを正式に商用化したサービスとして、2012年10月11日に提供開始した。サービスは無料で利用できる。対応する言語は英語、中国語、韓国語の3ヶ国語である。
また、うつして翻訳と同時に、通話中の会話を翻訳し、合成音声で出力することで同時通訳を実現する「はなして翻訳」も発表されている。
参照リンク
「はなして翻訳」・「うつして翻訳」サービスの提供開始 - (株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ プレスリリース 2012年10月11日)
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