生活ケータイ
読み方:せいかつケータイ
生活ケータイとは、NTTドコモが提唱している携帯電話サービスの新形態を示す概念のことである。2005年11月に発表された。
「生活ケータイ」という言葉が意味するものは、携帯電話の付加サービスとして現在普及しつつある電子マネーやクレジットカード機能、あるいはGPS機能などを拡充することによって、「より生活に密着したツールとしての携帯電話であること」である。具体的には、現在のドコモの電話端末に搭載されているFeliCa機能「おサイフケータイ」が、クレジットカード、キャッシュカード、各種会員証などの機能を搭載してより強化される。加えて、2006年には少額決済サービスである「iD」や、東日本旅客鉄道との提携による切符決済システム「モバイルSuica」サービスなどが新たに展開される。
おサイフケータイの他にも、生活ケータイとして、2006年春の開始が予定されている地上デジタルテレビの携帯・移動体向けサービスや、楽天との提携によって実現の見通しが立った携帯電話端末によるインターネットオークション事業、あるいはタワーレコードとの提携による音楽の流通などが予定されている。携帯電話端末のサービスが拡大、多様化、かつ生活密着型へ急速に進化してゆくことが、「生活ケータイ」の名称によって示唆されているといえる。
参照リンク
NTTドコモ・投資家情報 ―「生活ケータイ」の説明
「携帯電話の『生活ケータイ』化、着々と進む、NTTドコモ」―「@IT」記事、2005/11/23
|