VLOOKUPの解説

セル範囲の1列目を検索して対応する別のセルの値を求める方法

VLOOKUP関数を使用すると、セル範囲の1列目を検索して対応する別のセルの値を求めることができます。商品一覧表から商品番号を入力して、商品名や価格を表示したい時などに使用します。

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)

1. 「検索値」･･･表、あるいは、範囲の左端の列で検索する値を指定します。
2. 「範囲」･･･データを含むセル範囲を文字列や数値、論理値などで指定します。
3. 「列番号」･･･データが入力されている列を範囲内の左端から数えた列数で指定します。
4. 「検索の型」･･･検索値と完全に一致する値だけを検索するかどうかをTRUEかFALSEで指定します。TRUE、あるいは、省略すると検索値と完全に一致する値、あるいは、その近似値を検索します。なおこの場合は、範囲の左端の列の値を昇順に並べ替えておく必要があります。FALSEを指定すると、検索値と完全に一致する値だけを検索します。なおこの場合は、昇順に並べ替えておく必要はありません。

入力例

「検索値」、「範囲」、「列番号」のセルを指定します。「検索の型」はTRUEを指定します。
G2には次の式を入力します。

=VLOOKUP(G1,A2:D11,2)

G3には次の式を入力します。

=VLOOKUP(G1,A2:D11,3)

G4には次の式を入力します。

=VLOOKUP(G1,A2:D11,4)

G1の「105」に対応する商品名と生産工場、価格をA2からD11の中から検索してG2からG4までに表示します。

補足

VLOOKUP関数では列番号を指定できますが、LOOKUP関数では列番号を指定できません。

参照

• 1行あるいは1列のセル範囲を検索して対応する値を求めるには
• 2つの範囲から該当する行の値を取り出すには