SUMIFの解説

条件を満たす数値の合計を求める方法

SUMIF関数を使用すると、指定した範囲内のすべての数値を合計するのではなく、何らかの条件にあうものだけを合計することができます。

=SUMIF(範囲,検索条件,[合計範囲])

1. 「範囲」･･･検索を適用するセル範囲を指定します。
2. 「検索条件」･･･セルが加算される条件を指定します。数値、式、文字列、これらを返す関数、セル参照を指定します。
3. 「合計範囲」･･･検索条件を適用するセル範囲と、加算するセル範囲が異なるときに指定します。省略した場合は検索条件に合致したセル自体が合計に加算されます。

入力例

以下の例で、集計1では1000円より上の支出だけを集計しています。
集計2では、コードがAAの支出だけを集計しています。

結果は以下のようになります。

集計1では「C2:C5」（緑の範囲）で1000円よりも上の値の合計ですから 2500 + 5000 = 7500 になります。

集計2は、まずコード列の「B2:B5」（青の範囲）を、条件"AA"で照合します。
B2、B4、B5が合致しますので、合計範囲「C2:C5」（緑の範囲）のC2、C4、C5が合計の対象となり、1000 + 200 + 5000 = 6200 になります。

補足

条件に合致するセルの検索

SUMIF関数は「範囲」内のすべてのセルについて、「検索条件」との照合を行います。

ワイルドカードをその文字自体として使う場合は半角チルダ「~」を前に付けます。（「~*」「~?」）

対応するセルの集計

合計範囲が指定されると、検索範囲と合計範囲が別になり、左上隅を基準として対応づけられます。
下記の例では条件が文字列の「○」のセルに対応する値だけが合計されます。

「範囲」と違うサイズと形状の「合計範囲」を指定することは可能ですが、対応の整合性を保つために、実際には「範囲」と同じサイズと形状の領域が指定されたとみなされます。

参照

• 連続した数字を合計するには
• 連続していない数字を合計するには