TIME, DATEの解説

年月日時分秒を指定して日時を求める方法

DATE関数、TIME関数を使用すると、年月日時分秒を指定して日時を求めることができます。

=DATE(年,月,日)

1. 「年」･･･指定する日付の「年」を数値、式、もしくは数値を表す文字列で指定します。負または10000以上の場合、エラーとなります。0から1899の場合、1900を加えた値が指定されたと解釈されます。
2. 「月」･･･指定する日付の「月」を数値、式、もしくは数値を表す文字列で指定します。
3. 「日」･･･指定する日付の「日」を数値、式、もしくは数値を表す文字列で指定します。

=TIME(時,分,秒)

1. 「時」･･･指定する時刻の「時」を数値、式、もしくは数値を表す文字列で指定します。負数の場合はエラーとなります。24以上の場合、24で割った余りの値が指定されたと解釈されます。
2. 「分」･･･指定する時刻の「分」を数値、式、もしくは数値を表す文字列で指定します。
3. 「秒」･･･指定する時刻の「秒」を数値、式、もしくは数値を表す文字列で指定します。

なお、各関数の引数の小数部分は無視されます。
DATE関数の引数「月」の値は、1から12の範囲を超えた場合でもエラーにならず、指定した年から加減した日付として扱われます。
「日」の場合も1から月の末日の範囲を超えた場合は、同じように解釈されます。

TIME関数の引数「分」「秒」の値が「60」以上「0」未満の場合も、同様の処理を行います。

入力例

2011年1月1日15時30分の日付、時刻、日時を求めるには以下のようにします。

セルに日付と時刻の情報を両方設定するには、DATE関数で得られた日付を表すシリアル値に、TIME関数で得られた小数部分を加算します。

結果は以下のようになります。

既定のセルの書式は、DATE関数なら日付のみ、TIME関数なら時・分の形式になります。

TIME関数とDATE関数が両方入力されている場合、先に記述された方の関数の書式になるため、この例での日時のセルには時刻の情報が含まれているのですが、既定のままでは表示されません。

この場合、日時のセルに時刻の情報も表示させるには明示的に書式を設定する必要があります。

そのためにはまず、対象のセルを選択して、右クリックメニューで、「セルの書式設定」を選択し、書式設定ダイアログを呼び出します。

「表示形式」タブから「時刻」を選択し、下記の図のような日付と時刻の形式の書式を選択してください。

「OK」でダイアログを閉じるとセルに書式が設定され、以下のようになります。

秒まで表示させたい場合には、同じダイアログで「ユーザー定義」を選択し、「yyyy/m/d h:mm:ss」と「種類」のテキストボックスに入力すれば、秒を含む日時の書式が対象のセルに設定されます。