ANDの解説

複数条件にすべて合致したかで条件分岐を行う方法

AND関数を使用すると、複数条件にすべて合致したかで条件分岐を行うことができます。

=AND(論理式1,論理式2)

1. 「論理式1」･･･論理値として解釈できる値、もしくは論理値を返す式や関数を指定します。また、論理値を含むセル範囲や配列も指定することができます。
2. 「論理式2」･･･追加でテストされる論理式を指定します。省略可能です。論理式は、あわせて最大255個まで指定できます。

IF関数などの論理値を引数にとる関数は、そのままでは単一の条件しか指定できませんが、AND関数やOR関数の結果を引数として利用することで、複数の条件による分岐を行うことができます。
引数にセル範囲や配列を指定した場合、そこに含まれるすべての論理値、論理値として解釈できる値が、「すべてTRUEかどうか」の検証の対象になります。
空白セルや論理値として解釈できない文字列が引数のセル範囲や配列に含まれていた場合は、エラーにはならず単に無視されます。セル範囲や配列の中身も含めて、引数に1つも論理値が含まれていない場合はエラー（#VALUE!）になります。

入力例

以下の例では、国語と算数が両方とも 70 点以上で合格という試験の成績表を、IF関数とAND関数を組み合わせて作成しています。

結果は以下のようになります。