SLN, SUMの解説

減価償却費を定額法を用いて計算する方法

SLN関数を使用すると、減価償却費を定額法を用いて計算することができます。減価償却費を定額法を用いて計算する際の注意点としては、耐用年数の最後の決算日での未償却残高を1円にすることです。よって、最後の決算日での減価償却費は、定額から1円を差し引いた金額になります。

=SLN(取得価額,残存価額,耐用年数)

1. 「取得価額」･･･取得価格の値のあるセルを指定します。
2. 「残存価額」･･･2012年4月現在、残存価額は廃止されていますので「0」を指定します。
3. 「耐用年数」･･･耐用年数の値のあるセルを指定します。

入力例

「取得価額」、「残存価額」、「耐用年数」のセルを指定します。

=SLN($B$1,0,$B$2)

減価償却費のセルの右側に未償却残高のセルを作ります。未償却残高は、取得価額から過去、および、当年の償却分を差し引いた金額です。未償却残高のセルには次のような式を入力します。

=$B$1-SUM($B$5:B5)

B5とC5を選択してC8までフィルハンドルのドラッグを行います。

最後の決算日の行は、B9を「=SLN($B$1,0,$B$2)-C9」、C9を「1」とします。