IFの解説

データが未入力の時に上のセルの数値を入れる方法

IF関数を使用すると、データが未入力の時に上のセルの数値を入れることができます。

=IF(論理式,真の場合,偽の場合)

1. 「論理式」･･･真、または、偽のどちらかに評価できる値または式を指定します。
2. 「真の場合」･･･論理式が真の場合に返す値を指定します。
3. 「偽の場合」･･･論理式が偽の場合に返す値を指定します。

入力例

ここでは、12月3日から12月14日までの株価データがあり、取引が行われなかった日の株価データが未入力の場合には、前日の株価データと同じ株価に修正する作業を行います。
あらかじめ、元データのセル範囲と修正後データのセル範囲を用意しておき、元データには株価データが入力されているものとします。
データが未入力の時に上のセルの数値を入れるには、元データのセルに株価データがあればそのデータを修正後データのセルにコピーして、株価データがなければ、前日の株価データを修正後データのセルにコピーします。

=IF(B4="",B3,B4)

B4の内容が未入力なので、前日の株価データのあるセルB3の値をコピーして表示します。

G4を右クリックして「コピー」を選び、Shiftキーを押しながらJ12セルを選びます。G4からJ12までが選択された状態になります。次に、Ctrlキーを押しながら「V」キーを押して、G4の式を選択範囲全体にコピーします。これで修正後データが作成されます。